腰痛、それは2本足で歩き始めた人類の宿命
そんな格言もあるみたいですが、一説によると腰痛に悩む日本人は3,000万人もいるらしく、成人年齢で考えると少なくとも三人に一人は腰痛でお悩みといえます。
実際、鍼灸院に来られる方で腰痛で悩んでいらっしゃる方は非常に多いです
ではどうして腰痛でお悩みの方がよく鍼灸院に来られるかな?という事を考えますと
「西洋医学が比較的苦手としている」とう結論になるのかな?と思います。
仮に西洋医学でポンポン腰痛が治るでしたら、わざわざ得体の知れない鍼灸院に来る前にサクっと病院で治しちゃうという人が多いのではないでしょうか?
しかしながら病院に行ってもシップを渡されて様子をみましょうという事になり、結局は行かなくなってガマンしたまま日々の日常を送っている、そんな方が多くいらっしゃるのかな?と思っております。
ではどうして西洋医学が苦手としているのか?という疑問が出てきます。
その一つとしては腰痛の原因が特定できる場合が約15%、残りの85%原因が特定できない→西洋医学では対応が難しいと言われています。
そこで蛍光灯の図の登場という事になります。
蛍光灯が灯かない場合、大きく分けて原因が2つ考えられます。
①線が切れたり、蛍光灯の寿命が来たりと物理的に壊れている。
②電気が流れていない。
このうち①は目に見えますが、②は目で見る事ができません。
腰痛の場合も同様にシンプルに考えて
①筋肉や軟部組織などが物理的に問題がある場合
②循環が落ちて流れるべきものが流れていない
に分かれるのでは?と考えています。
そして①のケースでは西洋医学で対応可能ですが、②の場合には原因が分からないという事になり、東洋医学の出番となってきます。
東洋医学には「不通即痛」という金言があります。「通らざれば即ち痛む」という事ですね。
志鍼塾で学んだ鍼灸師はこの「不通即痛」という言葉非常に重要視しており、とにかく流す事を意識して日々の治療を行っております。
鍼灸院に来られる患者様は腰痛だけでなく肩こり、偏頭痛、眼精疲労、生理痛、不眠様々な悩み複合的にお持ちの方が多くいらっしゃいます。多くの方に共通しているのは循環が落ち、必要なものが細部まで行き届かず、逆に不要なものが回収されず細部に残ったままの状態になっているとう点です。
そこで我々鍼灸師ば東洋医学の技術、考え方を駆使して循環を高める事により、細部へ必要なものを届け不要なものを回収してくる、その様な体が本来持っている機能の回復をお手伝いしております。
ですので、鍼灸院では腰痛で来たはずなのにいつの間に偏頭痛まで無くなった!?という様なミラクルが起きる訳です。